浪費家ナッツです。おはようございます。
積立投資を始めようと決めたものの同じ指数に連動する投資信託が多く、どれを選んで良いのか迷ってしまいます。できれば良い結果を生むものを選びたいですよね。
インデックスファンドの選択は、(1)低コストであること、(2)純資産が十分あることの2点が重要と言われています。 本記事では、この2つに加え (3)ネット証券での人気ランキングを加えオススメ商品を紹介していきます。
今回は、国内株式市場の日経平均連動を目指す投資信託を取上げます。
更新履歴
第1版 2018.05.04
第2版 2018.09.08
第3版 2019.01.18
第4版 2019.05.01
エントリー
まずは今回比較する投資信託を紹介します。
全て金融庁お墨付きのつみたてNISA対象銘柄となっています。
表を作成するにあたり商品名が長いものは一部省略しています。
ご承知おきください。
実質コスト(年率)比較
2019年3月末時点
まずは2019年03月末時点で確認できた実質コストで比較です。
投資信託は保有している間ずっと費用がかかります。保有時にかかるコストには、明記されているコスト(信託報酬率)と毎期の決算で判明するコスト(隠れコスト)があります。実質コストは、これらのコストを合算したものです。
※隠れ→隠れコスト / 実質→実質コスト
背景色は、上位からピンク、水色、黄色、無色の順になっています。
実質コストが低い順でランク付けすると、次の様になります。
- 1位 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)0.1762%
- 2位 ニッセイ日経平均IF 0.1817%
- 3位 野村つみたて日本株投信 0.1901%
実質コストランキングでは、他でも1位、2位を争うことが多いeMAXIS Slimシリーズ、<購入・換金手数料なし>シリーズが強いですね。
ただ他の商品も圧倒的大差というほと差はなく、少し内容で順位が変わってくる可能性があります。実質コスト0.2%位がコストの高低を分ける閾とみて良いでしょう。
実質コストランキング推移
直近1年の実質コストの推移です。
2019年2月に発表されたeMAXIS Slim国内株式(日経平均)、4月に運用報告書を発表したニッセイ日経平均インデックス・ファンドが前回調査時よりも実質コストを下げ順位を維持しています。
3位の野村つみたて日本株投信も近く運用報告書が発表される見込みです。
しばらくはこの3商品で安定しそうな雰囲気です。
たわらノーロード日経225、iFree日経225インデックスあたりが絡んで来ると引き締まるかもしれません。
【追記】記事更新後の信託報酬率引下げ等
以下、信託報酬率引下げが発表・実施されています。次回更新時に反映予定です。
1)eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の信託報酬率が0.1674%から0.1512%(税込み)へ
2)iFree 日経225の信託報酬が0.17172%から0.1512%(税込み)へ
純資産増加額(年換算)で比較
2019年3月末時点
続いて、2019年03月末時点の純資産額、2018年以降の純資産増加額(年換算)で比較していきます。
純資産増加額(年換算)が多い順にランク付けすると、次のようになります。
- 1位 SMT 日経225インデックス・オープン 165.38億円
- 2位 ニッセイ日経225I/F 158.94億円
- 3位 野村インデックスファンド・日経225 139.22億円
日経平均に連動する投資信託は、何故かコストと純資産増加額(年換算)連動していません。
純資産増加額(年換算)が多いのは、低コストなものよりも歴史のある商品となっています。 相変わらずこの傾向は変わっていません。
この辺はTOPIX連動の投資信託とは傾向が異なる点ですね。
純資産増加額(年換算)ランキング推移
大手ネット証券での人気比較
2019年3月末時点
最後に3大ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)の人気ランキングの比較です。
SBI証券と楽天証券は積立件数のランキング、マネックス証券は月間売れ筋ランキングを掲載しています。
”-“は取扱いがあるもののランキング外、250位以下のものです。
平均順位は"-"を250位として計算しています。
各ネット証券でのランキングからみた人気商品は次の様になります。
- 1位 ニッセイ日経225IF 平均11位
- 2位 ニッセイ日経平均IF 平均26位
- 3位 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 平均27位
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)が徐々に平均順位を上げてきています。
次回確認するときはニッセイ日経平均IFと順位が逆転しているかもしれません。
ただ相変わらずニッセイAMが人気です。
しかも以前からあるニッセイ日経225IF(無印の信託報酬が高い方)は圧倒的ですね。これを抜く投資信託は現れるのか気になります。
人気ランキング推移
まとめ
日経平均連動の投資信託で人気のある商品は、次の3つと考えて良いでしょう。