浪費家ナッツの投資日記

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投資信託の積立で人気の商品はどれ?(海外株式/新興国編)

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人気の投資信託は何か?

海外株式を対象とするインデックスのうち、新興国を対象とする投資信託について人気を調べてみました。

 

同じインデックスに連動する投資信託であれば、理論上リターンは同じになります。このことから商品を選ぶ際のポイントとして、できるだけ低コストであること、インデックスからの乖離を極小にできるだけ純資産があることが挙げられます。

  

前回まではTOPIX、日経平均、JPX日経400、MSCIコクサイとインデックス毎に人気を確認していました。今回は、MSCIエマージング・マーケット・インデックスの他に、FTSE社の新興国インデックスに連動するものも含めて「新興国」として比較していきます。

 

また比較対象商品も、金融庁お墨付き「つみたてNISA」採用商品+αとしています。プラスαには「楽天・バンガード新興国株式インデックス・ファンド」を追加しています。

 

 

 

比較対象とする投資信託と連動するインデックス

商品 index つみたてNISA
たわらノーロード 新興国株式 ME
ニッセイ新興国株式インデックスファンド ME
野村インデックスファンド・新興国株式 ME
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド ME
i-SMT 新興国株式インデックス(ノーロード) ME
SMT 新興国株式インデックス・オープン ME
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス ME
eMAXIS 新興国株式インデックス ME
つみたて新興国株式 ME
Smart-i 新興国株式インデックス ME
EXE-i つみたて新興国株式ファンド FE
iFree 新興国株式インデックス FRE
楽天・新興国株式インデックス・ファンド FEA ×

ニッセイ新興国株式インデックスファンド:<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド

 

INDEX記号説明

ME : MSCIエマージング・マーケット・インデックス

FE : FTSE・エマージング・インデックス

FRA : FTSE RAFI エマージング・インデックス

FEA: FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス

 

 

 

 

MSCIエマージング・マーケット・インデックスとは?

・MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が提供する指数
・MSCI社が定義する新興国24カ国で構成
・各国の大型株・中型株約800銘柄で構成されている(時価総額上位85%をカバー)

 

先進国を対象とするMSCIコクサイと同じMSCI社のインデックスです。

投資信託の積立で人気の商品はどれ?(海外株式 /MSCIコクサイ編)

 

 

全世界を対象としたMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)から、新興国を抜き出したものが、MSCIエマージング・マーケット・インデックスですから、先進国と組合せしやすいのはこちらかもしれません。

 

 

 

 

FTSE・エマージング・インデックスとは?

・FTSE(フッツィーインターナショナル)社が提供する指数
・FTSE社が定義する新興国23カ国の株式で構成
・各国の大型株・中型株約1000銘柄で構成されている(時価総額上位90%をカバー)

 

 

FTSE・エマージング・インデックスとMSCIエマージング・マーケット・インデックスの一番の違いは「韓国」の扱いです。FTSE社では、韓国を先進国として扱っています。

 

先進国のインデックスとして有名なMSCIコクサイと組み合わせる場合、「韓国」が抜けてしまいます。全世界の時価総額に占める韓国の割合は1.8%程度(2018年4月)ですので、この分が気になる場合は選択肢から外しましょう。

 

 

 

実質コストで比較

最初の比較は実質コストから。投資信託は保有しているだけで少しずつ少~しずつ手数料がかかります。これには購入前に判明している「信託報酬(率)」の他に、監査費用や株式の保管費用など後から分かる「隠れコスト」があります。両者をあわせた実質コストで比較していきます。

 

  信託報酬率 隠れコスト 実質コスト 解約時
たわらノーロード 新興国株式 0.3672% 0.2260% 0.5932% 0.30%
ニッセイ新興国株式インデックスファンド 0.3661% - - 0
野村インデックスファンド・新興国株式 0.6480% 0.1910% 0.8390% 0.30%
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド 0.6048% 0.1630% 0.7678% 0
i-SMT 新興国株式インデックス(ノーロード) 0.3564% - - 0.30%
SMT 新興国株式インデックス・オープン 0.6480% 0.2160% 0.8640% 0.30%
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 0.2052% 0.1600% 0.3652% 0
eMAXIS 新興国株式インデックス 0.6480% 0.1600% 0.8080% 0.30%
つみたて新興国株式 0.3672% 0.1600% 0.5272% 0
Smart-i 新興国株式インデックス 0.3672% - - 0
EXE-i つみたて新興国株式ファンド 0.1948% - - 0
iFree 新興国株式インデックス 0.3762% 0.9746% 1.3508% 0
楽天・新興国株式インデックス・ファンド 0.2696% - - 0

 

 

実質コストが低い順でランク付けすると以下のようになります。

1位 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
2位 つみたて新興国株式
3位 たわらノーロード 新興国株式

 

また、決算前で実質コストが判明していないためランキング外ですが「EXE-i つみたて新興国株式ファンド」、「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」は低コスト投信の次の有力候補となっていくでしょう。

 

 

 

 

純資産増加額で比較

続いて、2017年12月末~2018年4月末までの純資産増加額で比較してみました。増減は4ヶ月間の増減。年換算は「増減の値を3倍」(4ヶ月×3)したものです。

 

単位:億円

  17/12末 18/04末 増減 年換算
たわらノーロード 新興国株式 39.68 44.66 4.98 14.94
ニッセイ新興国株式インデックスファンド 2.52 3.52 1.00 3.00
野村インデックスファンド・新興国株式 45.3 46.2 0.90 2.70
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド 13.32 14.97 1.65 4.95
i-SMT 新興国株式インデックス(ノーロード) 0.01 0.23 0.22 0.66
SMT 新興国株式インデックス・オープン 200.28 195.93 -4.35 -13.05
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 23.86 56.48 32.62 97.86
eMAXIS 新興国株式インデックス 360.69 348.11 -12.58 -37.74
つみたて新興国株式 0.22 3.79 3.57 10.71
Smart-i 新興国株式インデックス 0.01 0.35 0.34 1.02
EXE-i つみたて新興国株式ファンド 0.69 4.01 3.32 9.96
iFree 新興国株式インデックス 13.86 16.46 2.60 7.80
楽天・新興国株式インデックス・ファンド 2.25 5.7 3.45 10.35

 

 

純資産増加額が多い順にランク付けすると、次のようになりました。

1位 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
2位 たわらノーロード 新興国株式
3位 つみたて新興国株式

 

 

 

ネット証券での人気で比較

最後にネット証券での人気ランキング比較です。SBI証券と楽天証券は積立件数、マネックス証券は月間売れ筋ランキングです。ハイフン(-)は、取扱はあるもののランク外のものです。

  SBI 楽天 マネックス
たわらノーロード 新興国株式 28位 26位 -
ニッセイ新興国株式インデックスファンド 56位 78位 -
野村インデックスファンド・新興国株式 - 163位 -
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド - 281位 ×
i-SMT 新興国株式インデックス(ノーロード) 346位 249位 -
SMT 新興国株式インデックス・オープン - 106位 66位
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 5位 6位 27位
eMAXIS 新興国株式インデックス - 44位 51位
つみたて新興国株式 - 248位 -
Smart-i 新興国株式インデックス 198位 258位 -
EXE-i つみたて新興国株式ファンド 15位 24位 -
iFree 新興国株式インデックス 98位 70位 -
楽天・新興国株式インデックス・ファンド 198位 28位 -

 

各証券会社で人気のランキングから順位付けすると、次のようになりました。

1位 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 平均順位12.7位
2位 EXE-i つみたて新興国株式ファンド 平均順位 19.5位
3位 たわらノーロード 新興国株式 平均順位 27位

 

 

 

まとめ

新興国インデックスに連動する投資信託で人気の商品は、次の3つと考えてよいでしょう。

  平均順位 実質コスト 純資産
1位 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 12.7位 0.3652% 56.48
2位 EXE-i つみたて新興国株式ファンド 19.5位 0.1948%+α 4.01
3位 たわらノーロード 新興国株式 27位 0.5932% 44.66

 

今までの比較と同様、人気順位を中心に3商品を紹介していますが、2018年5月時点では「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」一択といっても過言ではないでしょう。

 

EXE-iつみたて新興国株式ファンドは、現時点では人気は高いものの実質コストが不明なこと、純資産規模が少ないです。1年後には人気・実質コストNo.1になる可能性は十分にありますのでこれからの商品ですね。

 

たわらノーロード新興国株式は、信託財産留保額(売却時手数料みたいなもの)が0.3%設定されていることが気になるところです。