浪費家ナッツ(@rouhi_nats)です。こんばんは。
個人向け国債の活用方法、メリット・デメリットの紹介です。
2016年2月よりに本でもマイナス金利政策が導入されました。個人向け国債の金利も制度上の最低値0.05%になるなど、普通預金よりもマシとは言え、定期預金キャンペーンにも劣る状態となっています。
このような状況下ですが、個人向け国債には多少の金利を犠牲にしてでも利用していきたいメリットがあります。
個人向け国債とは
国債とは国の発行する債券です。国債の発行は国の法律に基づいて行われ、利子及び元本の支払いは国が責任を持って行います。
個人向け国債は、個人の国債保有を促進するために導入された商品です。1万円単位で始められ、中途換金もできるなど、個人の方が購入しやすいようさまざまな工夫が盛り込まれています!
個人向け国債メリット・デメリット
メリット
・元本保証される
・魅力的なキャンペーンが多く実施されている
・全額保護される
個人向け国債は、国債を購入した銀行や証券会社が倒産したとしても全額保護されます。銀行預金ですと1,000万円までですので、これだけでも大分有利です。
→国債を購入した銀行が破綻した場合、その国債の償還は保証されないのでしょうか : 財務省
デメリット
・途中換金にはペナルティー
・解約手続きがやや面倒な証券会社もある
個人向け国債は、購入日手続きから発行日まで最低2週間が必要です。また、発行から1年は途中換金※はできないので、お金を預けてから途中換金まで最低13ヶ月程度が必要です。
ただし、大規模な自然災害や口座名義人が亡くなった等が理由の場合、特例措置により途中換金できます。
キャンペーンがあるからさらにお得
個人向け国債を一定額以上購入すると、現金がプレゼントされるキャンペーンが行われていることがあります。このキャンペーンは、上手く利用すると定期預金の金利優遇キャンペーンよりも優れた現金が得られます。
よく目にするところでは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などのネット証券、野村証券、大和証券、SMBC日興證券などの大手証券あたりです。
現金プレゼントの金額や獲得条件は各社様々ですが、おおよそ100万円あたり1000円~2000円くらいになります。ネット証券の場合、さらに少額からでもキャンペーン対象であったり、大手証券の場合はキャッシュバック+ポイント付与があったりと各社特色があります。
このキャンペーンで特にお気に入りなのは、定期預金は預け入れ期間経過後に初めて金利が得られるのに対し、個人向け国債キャンペーンでは申し込みから1~3ヶ月もするとキャッシュバックされることです。定期預金よりも9ヶ月前に、キャッシュバックがもらえる。少額投資家とは言え大きな差です。
雑感
「国債」を保有していると、日本が破綻したら紙くずじゃないかと言われたりします。確かに日本が破綻する可能性はゼロではありません。
ただ破綻直前になれば、金融封鎖なりして国内で片付けられるところは片付けるだろうから、そうなったら定期預金も国債もそんなに変わらないと考えています。まして破綻してしまえば、円の信用もゼロになるのでやっぱりお金も紙くずに。
なので、日本破綻の可能性を心配して銀行にお金を預けるのでは無く、個人向け国債キャンペーンなどを上手く活用して手堅く運用に努めたいと考えています。
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毎月実施ではありませんが、楽天証券の個人向け国債キャンペーンはかなり魅力的です。最近の動向をみるとボーナス時期(6月、12月)に実施されていることが多そうなのでチェックしていきたいですね。
ネット証券は買付も売却もWebサイトで簡単に申込みできることが魅力ですね。
色々な噂の絶えない野村證券。個人向け国債の解約には電話申込みが必要です。しつこい勧誘があるかと思いきや、あっさりと・・・。