浪費家ナッツの投資日記

浪費家によるインデックス投資の積立・高配当米国ETF・高配当国内株の運用日記です

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若き米国株投資家の悩み 外貨建てMMFについて

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浪費家ナッツ(@rouhi_nats)です。おはようございます。

 

ナッツ若くないじゃん!と言われても言い返せないのが悔しいのですが、米国株/米国ETF投資家としては活動1年未満のひよっこですのでそれでご勘弁を。。


さて、外貨建てMMFって銀行に預けて置くよりも利回りが良く、購入しやすく、元本保証はないもののリスクは低いとされているため、外国株やETFの購入資金の待機場所に使えるかな?と考えていましたが、実際に使ってみると悩ましい課題が。どういうところで使えばいいんでしょうか?

 

【追記】2018.01

私はSBI証券を使っており、その中での記事です。他証券会社では異なる可能性もあります。

 

 

外貨建てMMFとは?

概要

外貨建MMF(マネー・マーケット・ファンド)とは、格付の高い外貨建て(米ドル、カナダドル、豪ドル、ニュージーランドドル、南アフリカランド、トルコリラ)の短期証券に投資する投資信託です。 
情報元:SBI証券(旧SBIイー・トレード証券)

 

特徴:SBI証券・米ドルMMFの場合

・10USD以上、0.01USD単位で買付可能/円から直接買う場合5,000円以上
・売買手数料無料
・利回り0.943%(9月時点、日々少しずつ変動)
・分配金/譲渡差益/償還差損益には税金がかかる。
・税金は特定口座で損益通算可能

 

住信SBI銀行の円普通預金の金利が0.001%、SBIハイブリッド預金でも0.01%。楽天銀行のマネーブリッジの優遇金利でも0.1%の中、流動性の高い米ドルMMFであれば利回り0.943%と、住信SBI銀行の円普通預金の943倍ととてつもなく高金利!でもですね税金が問題。。。

 

 

突然の通知

昨年末、初めて米ドルMMFを購入しました。実際米ドルMMF購入が目的ではなく、米ドルMMFを米国ETFの買付余力として使いたい。米国ETFを買うまでの期間ちょっとでも金利を稼げたらラッキーという思いからでした。

 

私の場合、預け入れた金額が少なすぎて外貨建てMMFでも長く保有していなければ金利収入なんて得られなかったのですが、

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というフローを想定していました。

 

でも実際取引した結果、思いもよらない通知が来ました。皆さんご存じの「譲渡益税徴収・還付のお知らせ」。当時これを見たとき、株の売却なんてしていないのになんで??という思いでした。
※金額をつぶしているのはご容赦ください。たいした額ではないのですが。

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実際の取引結果

これまた数字をつぶしてしまっていて申し訳ないのですが、ポイントは2016年11月2日に104.10JPY/USDで米ドルMMFを購入して、2016年11月4日に102.02JPY/USDで米ドルMMFを売却したという資料です。購入・売却したUSDベースの金額は同じです。

 

購入時

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売却時

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米ドルMMFを購入して、わずか2日で売却したのは、ドルMMFを持っていても買付余力が増えず、米国ETFの購入ができなかったためです。そして後から気づいたことですが、この売買を円ベースで計算すると「譲渡益税徴収・還付のお知らせ」の内容と一致することがことが分かりました。

 

 

米ドルMMFから米国株/米国ETFは直接購入できない。

SBI証券の場合、米ドルMMFを購入しても買付余力にならず、米国株/米国ETFが購入できないことは体験して初めて気がつきました。

 

念のため、以前まとめた「米国株・米国ETF取引 主要ネット証券比較」の時にSBI証券のサポートに確認しました。その回答は米ドルMMFはMMFという商品なので、そこから別商品である米国株/米国ETFは直接購入できないとのことでした。そういうルールであれば仕方ないですね。

 

www.mixnats.com

 

また、外貨建てMMFのページにあるこの説明から勘違いしていましたが、ちゃんと米ドル建MMFを"売却"してと書いてある。

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引用:SBI証券(旧SBIイー・トレード証券)

 

 

米ドル建MMFの譲渡損益計算は円ベース

最初よく分からなかった「譲渡益税徴収・還付のお知らせ」ですが、よくよく計算してみると以下の計算で合うことが分かりました。

 

MMF購入金額(USD)×レート - MFF売却金額(USD)×レート = 還付額

 

この時は、たった2日でレートが1USD=104.10円から102.02円と2%近く円高になったのでインパクトがありました。また、為替差損益の課税はドルから円に換えるタイミングではなく、商品を売却した時点で課税されると分かりました。

 

ということは、米国株/米国ETFの乗り換え時にも税金がかかるということだと思います。こちらはまだ経験ありませんが。。

 

 

まとめ

・米ドルMMFから直接、米国株/米国ETFは購入できない
・2016年1月より外貨建MMFの分配金・譲渡損益・償還差損益にも税金
・税金は、円に両替したときでなく商品を売却した時

 

私の場合運良く、円高に伴う差損であったため損益がでたよという通知だけでした。実際に円金額は下がっていないように見え、このときは他の利益と損益通算できたのでラッキーと思ったのが正直な感想です。でも恐らく逆パターンの場合、税金は円で払うでしょうから円の口座から引落しされることでしょう。外貨取引だけを意識していると円口座で残高不足なんてことも。。。

 

為替差損益にも税金がかかるようになったため高利回りのMMFを購入しても、短期で見ると損だったなんてこともありそうです。どういうところで使えば外貨建てMMFを有効に使えるのでしょうか?悩みます