浪費家ナッツの投資日記

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つみたてNISAの違和感という記事が怖い

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浪費家ナッツです。おはようございます。

 

少し前のお話ですが、日本経済新聞の記事で「つみたてNISAの違和感」という物を読みました。記事では、つみたてNISA賛成派の意見として、コモンズ投信の伊井哲朗社長の考えを掲載すると共に、懐疑派(反対派?)として大手運用会社OBの言い分が掲載されていました。そして、この記事の記者も懐疑派寄りの意見をお持ちのようです。

つみたてNISAの違和感(一目均衡) :日本経済新聞

 

 

個人的な意見としては、投資は自己責任でやるものだし、制度を含め使うか使わないかも最終的には自分で判断するものだと思っています。また、色々な意見があるからこそ、自分だけでは見逃してしまう物事にも目が向き視野が広がるので、議論が活発なのは良いことだと思っています。

 

ただ、懐疑派の方だけ"大手運用会社OB"などと匿名にしていることが気味悪く、ダークな印象を受けました。お金を扱う組織・機関であるならクリーンであってほしいのですが、なかなかそうはいかないですね。

 

 

つみたてNISAに対する私の理解

・年間40万円、20年間非課税で運用可能
・投資初心者および比較的若い年代の人がメインターゲット
・少額・毎月(定期)積立により安定的な資産形成をサポート
・できるだけ難しくない商品だけに限定

 

 

選択肢を増やしたい、中期間で運用したい

一般NISAが使える。一般NISAであれば、

・年間120万円、5年間非課税で運用可能
・定期的な積立せずに商品購入可能
・投資信託だけでなく、個別株・海外ETFでも利用可能

になります。 

 

記事に対する私の意見

(1)良好な成績を続けているにもかかわらず、販売手数料や信託報酬の制限のせいで、つみたてNISAになっていない

つみたてNISAはこれから始まる制度で、時代が変われば対象商品の選別基準だって変わるのでは?それまで待つ方法だってあると思います。もしくは、本当に自信があるのであれば、選別基準に合うように販売手数料や信託報酬を変えれば良いのでは?

 

アクティブ型はコストがかかるというのは理解できますが、純資産を増やすことができれば、信託報酬率を下げても費用をまかなうことができるのではないでしょうか?

 

(2) インデックス投信の長期積み立てが、唯一絶対の投資手法だと誤解されないか

素人目に見れば、ストイックにインデックス投資だけを続けることできる人の方が希だと思いますがいかがでしょうか?人間は欲深いです。インデックス投資で資産運用に興味をもち、おいしい思いをしたら、次はもっと効率よく儲けることができないか?と考えるものです。

 

良く聞く、投資信託の乗換えを進めて手数料を荒稼ぎするような狩猟型の商売ではなく、投資家を育てて、投資信託の市場規模を拡大させつつ、成果報酬をいただく農耕型の商売もあっても良いのでは?

 

(3) 高齢者に長期投資はそぐわないし、投資家のニーズはそれぞれ違うはず

将来部分は見えていませんが、"現在”で見れば一般NISAという制度があるはず。つみたてNISAだけが、インデックス投資だけが優遇されている訳ではないと思います。

 

現在の制度のままだと、一般NISAは2023年までで終了です。将来的にはつみたてNISAに統合されるという噂もあります。それでも、一般NISA制度が良好に活用されているならば、一般NISA/つみたてNISA併存、一般NISAの期間延長なんてこともあり得るのではないでしょうか?

 

 

まとめ

本来であれば、インデックス投資とは~、金融庁のつみたてNISAへの考えは~という視点で私の意見を書くべきかと思います。ですが、私は素人に毛が生えた程度の初心者投資家です。初心者らしく素直な気分で書いてみました。

 

冒頭でも触れましたが、日本経済新聞のこの記事は反対意見というより、「自分たちは何もしたくないけどメリットは享受したい」という思惑が隠れているようで怖いです。こういうものが見え隠れすると、運用業界全体が怪しく見えて来ちゃいます。

 

で、「投資はよく分からないから手を出したくない」に戻ってしまう。

 

そうではなくて、我々投資家が安心して資産を預け、運用会社が成果を上げ、その成果報酬を受取る。その循環で我々も資産を増やすことができる。そんな世界を夢見ているだけど、理想論かな?

 

今すぐは無理だとしても5年後、10年後、一般NISAやつみたてNISAが我々投資家や運用会社にとって大きなメリットをもたらす制度になっていることを願って。

 

 

 

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