浪費家ナッツです。おはようございます。
私が初めてスマホを購入してから、もうすぐ2年。現在使用しているiPhone6sは健在ですが、2年を境にキャリアの月額があがってしまいます。(本体の値引き分)。
これを気にスマホ購入、回線の見直しを検討していますが、色々と目移りしてしまうので、一度条件を洗い出し、次の手を考えようという企画です。今回は4回目。
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【MNP体験記】格安SIMを選んでみた(1) 新しくする機種は何が良いか?
1回目から2回目まで、スマホ本体の価格比較、機種選択を行ってきました。結果として、iOSであればiPhone8 64GB、AndroidであればHuawei P10 liteを選択しました。
そして前回は、人気、ブランド、料金で(適当に)ピックアップしたMNO/MVNOの2年間の料金比較を行いました。そして今回は、各MNO/MVNOの通信速度の比較を行いたいと思います。
比較には、色々なサイトで公開されている観測結果を基に行っていきます。
予算/条件
通信費の上限は、3,000円/月
必要な通信量は2GB以上。現状、1GB/月使う程度。
通話はあまりしないので、都度課金でも問題なし。
機種代は別でもOK。現在のiPhone6sを流用も可。
MNO/MVNO候補
・NTTドコモ
・楽天モバイル
・UQモバイル
・DMMモバイル
・au
2年間にかかる費用では、MVNOが圧倒的に優勢でした。
通信速度について
色々なブログやtwitterを見ていると、MVNO(格安SIM)はお昼頃、会社の終わる時間帯18:00前後、人が集まるところで通信速度の低下が見られるようです。私がスマホをよく使用するタイミングとバッティングするお昼頃をターゲットに通信速度の情報をまとめました。
ITmedia Mobileの調査
ITmedia Mobileでは、毎月午前、午後、夕方の時間帯に通信速度の定点計測を行っており、情報公開されています。
「通信速度定点観測」最新記事一覧 - ITmedia Keywords
まずは、この情報を元に比較を行っていきたいと思います。
調査条件は、JR横浜駅西口で調査、下りと上り3回ずつ(平均値を掲載)、計測アプリはRBB SPEEDTESTです。その他条件等については上記引用元サイトを確認ください。
11月昼 | 10月昼 | 9月昼 | 8月昼 | |
Mineo (A) | - | 10.36 / 2.34 | 0.53/1.56 | 0.34/2.85 |
Mineo (D) | 0.36 / 1.26 | 0.45 / 1.3 | 0.35 / 3.78 | 0.39 / 2.46 |
IIJmio | 0.75 / 1.05 | 0.62 / 2.65 | 0.64 / 3.33 | 0.85 / 1.84 |
Docomo | 65.17 / 2.22 | 56.5 / 1.69 | 59.68 / 2.8 | 51.02 / 2.51 |
楽天 | 0.79 / 3.67 | 0.61 / 2.55 | 0.74 / 1.65 | 2.08 / 4.65 |
UQ | - | 44.68 / 1.69 | 31.19 / 2.81 | 37.52 / 3.35 |
DMM | 0.8 / 1.41 | 0.64 / 2.02 | 0.62 / 1.29 | 0.42 / 2.89 |
※数値は下り/上り(Mbps)
※-は未公表
私がスマホをよく使用する時間帯のお昼12:30前後の計測結果を転記しました。MNOのNTTドコモは、当然ながら圧倒的な速度を誇っています。現在、NTTドコモを利用しているので、他社に乗換えるとこの速度差はイラっとくるかもしれませんね。
びっくりしたのはUQモバイルです。KDDIのサブブランド的位置づけなので、他のMVNOより有利だろうとは思っていましたが、これなら通常のMNOと違いはなさそうです。
また、UQモバイルは8月以前の記録を見ても高速かつ安定した速度を保っていました。今後はしごを外される可能性もありますが、毎月3,000円でこれなら有力候補になりそうですね。デメリットは、2年縛りとau回線になることでしょうか?
その他のMVNOはいずれも下り1Mbps以下という結果になりました。実際にこの通信速度だとメールやニュースなど文字情報だけであればともかく、Webサイト閲覧は苦しいかもしれません。
ただし、これはあくまで横浜駅西口という人の多い場所での結果です。私のように田舎郊外に住んでいる場合は、必ずしも同じ結果にはならないことは考慮する必要があります。
投資・節約ブロガーの利用先ランキング
私がよく訪問させていただいている投資・節約ブロガーで、MVNOを利用されている方がどこを使用しているのかを調べて見ました。それぞれ紹介したいところですが、許可等いただいていませんので、集計結果だけ記録します。
Mineo 4名
IIJmio/ BICsim 4名
楽天モバイル 1名
LINEモバイル 1名
0SIM 1名
OCNモバイルONE 1名
計11名。ご家族の利用先は集計していません。
集計して驚いたのは、楽天モバイルを利用している方が1名だったことです。楽天経済圏を活用されているブロガーが多い印象だったので、半数ぐらいの方は楽天モバイルかとおもっていたのですが、意外でした。
ブロガーの方々に人気の2社の料金は、キャンペーン等考慮していないので単純比較できませんが、月額はMineo、IIJmio共に1,600円/月(データ量3GB)です。またMVNOでも通話できるSIMは、1年以内の解約で解約手数料が必要になります。
雑感
今回の記事で購入するスマホ、契約するMNO/MVNOを決定したかったのですが決めることができませんでした。
国内でも100万人以上がMVNOを利用しているとはいえ、お昼の時間帯の通信速度比較をみると、MVNOへの転出は躊躇します。かといって、MNOの通信費は高い。。
今回の結果を見ると、転出の手間もありますが、快適さよりも料金・契約期間等を優先したいという気持ちが一番必要なのかもしれません。飛び込んでみたら、見た目の数値よりも快適というのはありそうですしね。
さて、次回は実際に変更を行ったときに、その結果を書きたいと思います。整理してきた内容もだんだんグタグタになってきていますしね。今回までの記事以外で調査を行ったとしても、そこにまとめたいと思います。