浪費家ナッツ(@rouhi_nats)です。おはようございます。
私が米国ETFを購入し始めたのは、2016年11月でした。早いもので、あれから既に1年。時の流れは速いですね。ただ、元々は米国の個別株でポートフォリオを組む予定でした。
米国株に興味を持ったきっかけ
米国株に興味を持ったのは、インデックス投資のブログを通じて、高配当米国株で配当金生活やセミリタイアを目指すブログを知ってから。
色々なブログでも言われているように、国内株の配当に比べ米国株は配当利回り、連続増配年数、銘柄数が圧倒的に多いということがとても魅力的でした。また、そういった銘柄が知る人ぞ知る会社ではなく、名前を聞けばあの企業かと分かるものが多いのも国内株とは異なります。
YOC(Yield on Cost)という指標も印象的でした。
で表すようです。
連続増配が期待できる銘柄を購入してホールドし続けると、YOC=10%も夢じゃないなんてとても魅力的ですよね?
米国個別株を諦めた理由
ただ、米国個別株を購入するには個人的な問題がいくつかありました。
1つ目は、取引手数料の問題です。2016年11月には値下げが行われていましたが、調べ始めた当時は、SBI証券の取引手数料は1,000株まで25米ドルでした。これだと細々買い集めて行くには効率が悪いです。
主要ネット証券3社を比較 米国株・米国ETF編(手数料、取扱銘柄、注文方法)
2つめは為替の問題です。それまでFXで少し遊んだこともありましたが、あまり良い結果は得られませんでした。想像よりも短時間で大きく動くので、これに株式の値動きが重なったときの値動きを落ち着いていられるか心配でした。
3つめは、英語が苦手ということ。日本でも名の通っている企業の株式であれば、日本語でもある程度の情報はとれるとは思います。でもやっぱり現地の生の情報が直ぐに取れないことに躊躇がありました。
結局は米国ETFになった
いきなり米国個別株は難しそうだと考えたのですが、米国株の高配当は非常に魅力的でした。そんな中、色々なブログを巡っているうちに見つけたのが、米国の高配当な銘柄で構成されるETFです。
調べていく中で一番魅力的に映ったのは、iシェアーズ米国優先株式ETF(PFF)です。PFFは、株式でありながら優先株という配当が有利な代わりに議決権がない株で構成されたETFです。値動きが非常に安定している一方で、分配金利回りが5%超は非常に魅力的でした。
また、ETFであれば複数の企業に分散投資されるので、個別株に比べゆったり構えていられそうなので、まず始めてみるには向いているとも思いました。
iシェアーズ好配当株式ETF (DVY)基本情報整理
バンガード米国高配当株式ETF(VYM)基本情報整理
バンガード・米国増配株式ETF (VIG)基本情報整理
2017年はどうだったか?
良かったこと
・PFFを毎月ほぼ定額で積立できた。
・分配金も徐々に増加中
・ブログを通じて米国ETFについて知ることができた
悪かったこと
・PFF以外の購入ルールを決めず、タイミング投資っぽくなってしまった
・基本右肩上がり相場で、暴落を体験できなかった
どんなポートフォリオを目指すか?
現在、私が購入していこうと考えている米国ETFは次の8種類です。
・BND - VANGUARD TOTAL BOND MARKET ETF
・HDV - ISHARES CORE HIGH DIVIDEND ETF
・IYR - ISHARES US REAL ESTATE ETF
・PFF - ISHARES US PREFERRED STOCK ETF
・VEA - VANGUARD FTSE DEVELOPED MARKETS ETF
・VTI - VANGUARD TOTAL STOCK MARKET ETF
・VWO - VANGUARD FTSE EMERGING MARKETS ETF
・VYM - VANGUARD HIGH DIVIDEND YIELD ETF
ただ、実は少し構成を見直そうか悩んでもいます。現状は案1の構成を目指しています。案1はPFFを中心に、8銘柄で構成しています。ただVTI,VEA,VWOといった配当重視ではないETFも含めています。
この構成でも税引き前の予想分配金利回りは4.1%程度になります。
もう一つ考えているのがこれ(案2)です。PFF中心というのは変わりませんが、高配当ETFだけに絞り込んでいます。これにDVY,VIGを混ぜても良いかもしれません。こちらだと予想分配金利回りは4.4%程度になります。
NISA枠を無駄に消費しまいますが、悩んでいる間も楽しいのでもう少し悩んでいようと思います。
2018年はどうするか?
2018年は今年の反省を元に、タイミングは読まず、計画的にたんたんと目標比率まで積立をしていきたいと思います。
基本、一般NISA枠で購入しているため、1年間に購入可能な枠は限られています。今年のように暴落時用に枠を残しておきたい気持ちもあります。でも、これは一旦諦めたいと思います。代わりに暴落したときは、手数料を払ってでも特定口座で購入するルールで進めて行きたいと思います。