浪費家ナッツです。おはようございます。
インデックスファンド<購入・換金手数料なし>シリーズのコスト引下げが発表されました。
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2018の時期なのに、ニッセイアセットマネジメントがおとなしいなとは思っていましたがm10月31日にひっそりと発表していましたね。
10月31日というと、eMAXIS Slimシリーズに全世界株式(オール・カントリー)が新規設定され大きな話題になりました。また楽天VT、楽天VTIの第2期経過説明も発表されており、この2つに目を奪われていました。
監査費用引下げについて
今回引下げが発表されたのは、信託報酬率ではなく「監査費用」。運用報告書が発表されるまで知ることが出来ない隠れコストに含まれる部分の引下げです。
変更内容
変更前:監査費用(年率・税抜き)0.01%(上限、段階料率)
変更後:監査費用(年率・税抜き)0.001%(固定)
変更時期
発表資料
インデックスファンド<購入・換金手数料なし>シリーズの監査費用引き下げについて(2018年10月31日掲載)
どれくらいの効果か?
監査費用が0.001%(年率・税抜き)になることでどれくらい効果があるのでしょうか?
2018年1月に掲載されたニッセイ外国株式インデックスファンドの運用報告書全体版を確認してみました。(対象期間:2016年11月22日~2017年11月20日)
この1万口当たりの費用明細を見ると監査費用は0.005%。これが約5分の1になるということですね。もう税抜き・税込みの差が見えなくなるほど小さい・・・。
雑感
<購入・換金手数料なし>シリーズを代表する外国株式インデックスファンドは今年8月に信託報酬率を0.189%から0.109%(税別)と大幅引下げを実施しています。
今度は監査費用の引下げ、それも約0.004%の引下げと地味なものではありますが、ニッセイAMのコスト削減に気持ちが伝わってきますね。もちろん質も大切ですが。
業界最低水準の運用コストを謳うあのシリーズ、他社が信託報酬率を引下げると追随する姿勢を示していますが、この監査費用の引下げには対抗するのでしょうか?
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