浪費家ナッツです。おはようございます。
1月23日eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)の信託報酬率引下げが発表されました。
対象は、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の2本。
変更後の信託報酬は0.155%(税抜き)です。引下げ実施日は2019年2月15日から。
これは1月15日に発表された、Smart-i TOPIXインデックスの信託報酬率引下げに対抗するものと思われます。
2019年は国内株式インデックスの値下げ合戦?
インデックス投資の花形というと先進国株式で、信託報酬率引下げも先進国株式が目立つように感じます。
ただ昨年末から引下げ合戦は国内株式に移りつつあるように思います。
海外株式に比べ手間の少なそうなのに、先進国株式インデックスファンドより信託報酬が高く気になっていましたが、改善されていくと良いですね。
2018年11月15日に発表されたiFree日経225インデックスとiFree TOPIXインデックスの信託報酬率引下げ。
2019年1月15日に発表されたSmart-i TOPIXインデックスの信託報酬率引下げ。
運用管理費用引き下げのお知らせ(Smart-iインデックスファンドシリーズ)
そして今回のeMAXIS Slim国内株式(TOPIX)、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)。
もう少し遡ると、2018年6月29日に<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドも信託報酬率の引下げを発表しています。
ただ、<購入・換金手数料なし>の場合は、預かり資産が一定に達すると引下げを行いますので今年に限った話ではありませんが。
信託報酬率引下げ後の実質コスト比較
信託報酬引下げ後の実質コスト(予想値)を比較します。
<購入・換金手数料なし>シリーズは、2018年10月31日に発表された監査費用引下げを加味しています。
TOPIX連動投資信託
銘柄 | 信託報酬率 | 実質コスト | 純資産 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 0.1674% | 0.1734% | 64.7 |
<購入・換金手数料なし> ニッセイTOPIXインデックスファンド |
0.1717% | 0.1767% | 211 |
iFree TOPIXインデックス | 0.1717% | 0.1797% | 8.8 |
Smart-i TOPIXインデックス | 0.1674% | 0.2607% | 2 |
純資産の単位は億円
日経平均連動投資信託
銘柄 | 信託報酬率 | 実質コスト | 純資産 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 0.1674% | 0.1762% | 15.3 |
<購入・換金手数料なし> ニッセイ日経平均インデックスファンド |
0.1717% | 0.1767% | 52.4 |
iFree 日経225インデックス | 0.1717% | 0.1807% | 38.5 |
Smart-i 日経225インデックス | 0.1836% | 0.2336% | 10 |
純資産の単位は億円
雑感
このところ放置されていた感のある国内株式インデックスファンドですが、やっと信託報酬率引下げの番が来た感じですね。
とは言え、先進国株式インデックスファンドと比べれば割高な印象は拭えないのも事実。もう一声、二声頑張ってもらいたいところ。
「TOPIX」とか「日経平均」の商標利用料が高いという話もあるようです。つみたて投資が広がろうとしている今、各社も協力してもらえないものだろうか?
いつまでも殿様ではいられないと思うのですが。
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