仕事場で使用しているキーボードが大分汚れてきたので分解・清掃をしてみました。
事前に準備しておくものが多いですが、簡単な割に満足感の高い作業だと思います。
キーボード清掃グッズは色々と販売されています。
ただ、分解・清掃と比べてしまうと効果はイマイチと感じます。
分解できるキーボードだったら、あれこれせずに分解・清掃してしまう方が楽かもしれません。
※汚れた状態を見せるにはやや気が引けるものがあるので画像控えめです。
分解・清掃したキーボード
今回分解・清掃したキーボードは、ダイアテック製Majestouch2 黒軸・フルサイズ・US ASCIIです。
用意するもの
用意するものまとめ
今回紹介するキーボード分解・清掃で使用する道具は次の7種です。
- スマホ or デジカメ
- キーキャップ引き抜き工具
- 中性洗剤
- つけ置き用の容器
- 歯ブラシ
- エアダスター
- マイナスドライバー(後述)
スマホ or デジカメ
スマホ or デジカメは分解前のキーボードの様子を撮影するためにしようします。
組み立てるときの位置把握用ですね。
キーキャップ引き抜き工具
キーキャップを引き抜くために使う専用工具です。
比較的安価ですので購入してしまいましょう。
マイナスドライバ等でキーキャップを外すこともできますが、傷・破損の原因になります。
また、専用工具に比べ、作業効率も圧倒的に悪くなります。
昔壊した経験あり。
エアダスター
キーキャップを抜いた後に、本体の中を清掃するために使用します。
意外と埃がたまっています。
キーボードの状態を確認
今回分解・清掃するキーボードの状態を紹介。
とは言え、汚れがあまりにもひどいので一部・小さめの画像にしておきます。
キートップがくすんでいる。下矢印キー右側面に白い汚れあり。
他のキーも同じくらいの汚れあり。
作業にかかった時間
実働3時間くらい。
+キーキャップの乾燥に1日程度
分解・清掃手順
1.分解前にキーボードの状態を撮影
まずは、キーボードの状態を撮影しておきます。
これは組み立て時に使うのですが、1枚におさめるよりも部分に分けて複数枚で撮影しておくと作業が楽だと思います。
2. キーキャップを外す
キーキャップ引き抜き工具を使ってキーを引き抜いていきます。
最初はキーボード中側の通常サイズのキーから引き抜いた方が作業が楽です。
工具は下図のようにキーの隙間に工具のワイヤーを入れて、真上の引き抜きます。
UFOキャッチャーのイメージですね。
専用工具を使えば、力を入れなくてもスポスポ抜けていきます。
引用:ダイアテック株式会社より
【注意】
Majestouch2では、下図のように大型キー(Shit,Enter等)部分にスタビライザーと言われる針金上の部品が使われています。
キーキャップを力一杯引っ張ると破損の原因になりますので注意が必要です。
下図のようにマイナスドライバー等でスタビライザー部分を固定し、キーキャップをずらすと外し易い。
引用:ダイアテック株式会社より
3. 容器に入れつけ置き洗い
抜いたキーキャップ、水で薄めた中性洗剤を容器に入れつけ置きします。
今回は1時間程度つけておきました。
4. 汚れのひどい部分を歯ブラシで清掃
ある程度汚れが浮いてきたらキーキャップを歯ブラシでこすり洗いし、洗剤をすすぎます。
キーキャップの汚れが軽いものだったら、こすり洗いは不要かもしれません。
5. 陰干し
すすげたらキーキャップを軽く拭いて陰干しします。
裏側に水分はなかなか乾きませんので、十分時間をとって乾燥させてます。
キーが重ならないように、裏側を上にして乾燥させてるの図。
十字になっている中に入り込んだ水分はなかなか乾かない。
6. 本体の清掃
陰干ししている間にキーボード本体も清掃しておきます。
エアダスターを使うと掃除しやすい。
7. 組み立て
1で撮影したキーマップの通りに組み付けます。
先にスタビライザーのある大型キーを嵌めると作業が楽です。
大型キーが並んでいる場合は下段から順番に組み付けが楽でした。
矢印キー組み付け前。分解前の状態に比べて格段に綺麗になっている。
本体側には白い小さいチリが残っているけど、気にしすぎない。
雑感
黒いキーボードなので分かりづらいかもしれませんが、見た感じは新品同様になりました。
ただ長年使っているせいか表面のコーティングが剥がれているキーがいくつかありました。
この部分だけキーキャップを交換したいところですが、丁度良い交換部品が見当たりません。
残念。