配当ウェイトとは?
配当ウェイトというものを知りました。
通常、保有株式の評価額で比率を見ていきますが、配当ウェイトは年間配当額で比率を見ていきます。
例)
式にすると
[銘柄X]の配当ウェイト(%) = [銘柄X]の年間配当額÷ポートフォリオの年間配当額
※配当は税込み
面白いですね。こういう形で見るとポートフォリオ内の銘柄が無配転落した時、減配された時、増配された時の影響が分かりやすい。
参考記事
読者登録しているC55さんのブログより。
配当ウェイトを計算してみた。
自分のポートフォリオでも配当ウェイトを計算してみました。
米国ETFの配当は1米ドル=110円で計算しています。米国ETFは2017年の実績を使用。国内株式は来期の予想配当、発表がない企業は前期実績です。時間軸がずれていますが、細かいところは気にせず計算しています。
予想外だったのは、1位がPFFだったこと。分配金利回りが高いこと、毎月少しずつ積立てているので上位にいると思っていましたが、30%のウェイトとぶっちぎりで1位です。ETFなので分配金がいきなりゼロになることはないと思いますが、最近は少しずつ減っていますので影響が気になるところです。
また、上位10銘柄合計の配当ウェイトが80%でした。PFFのウェイトも気になりますが、特定の銘柄からの配当・分配金の影響が多いことも分かりました。
(上位10銘柄の配当ウェイトが80%、下位23銘柄の配当ウェイトが20%)
前期末の配当ウェイトはどうだったか?
比較のため2017年12月末時点での配当ウェイトを計算してみました。こちらは当時のレート、1米ドル=112.80円で計算しています。(米国ETFの分配金は2016年の実績)
2017年12月末時点の配当ウェイトでは、トヨタ自動車が1位でした。当時は評価金額でもトヨタ自動車が圧倒的だったので、こちらの方が納得感のあるウェイトですね。
2位はPFF、3位キヤノン、4位KDDIでした。現在は保有株数を上積みしたJTが上位に上がっていますが、それ以外は期初からほとんど変動はなさそうです。
今後のバランス調整は?
当面は現在の購入・積立ルールは変えないでいきます。
将来的にPFFだけに偏った配当ウェイトは調整していきたいのですが、現時点では国内株式への投資は抑えて起きたい、米国ETF定期積立ルールは崩したくないというのが理由のひとつです。
また、配当で見るとPFFへの偏りは懸念事項です。ただ、私のメイン投資はインデックス投資です。その平均リターンを考えればPFFによる影響は格段に減るため、焦らず考えても良さそうというのが2つ目の理由です。
12月の配当ウェイトからトヨタ自動車を消して再計算すると、PFFの配当ウェイトは27.3%になります。つまり現状ルールのまま運用してもPFFの配当ウェイトは+1%/月程度のペースです。これであれば、ゆっくり購入・積立ルールの検討ができると踏んでいることが最後の理由です。
雑感
配当ウェイトという管理指標を知りました。配当を重視するのであれば、こういう見方でポートフォリオの状態を確認していくことも大切そうです。自分のポートフォリオ見直しツールとして今後も活用していこうと思います。