浪費家ナッツ(@rouhi_nats)です。おはようございます。
S&P500に連動を目指す投資信託の先駆け「i-mizuho米国株式インデックス・ファンド」が名称変更の上、信託報酬率の大幅引下げを行いました。
ブラックロック社が設定・運用する「i-mizuhoインデックスシリーズ」の戦略的な見直しにより、ラインアップの削減(10本を繰上償還)、ブランド名の変更(i-mizuho → iシェアーズ)、信託報酬率の引き下げを行うことによるものです。
ブランド名変更後の名前は?
i-mizuho米国株式インデックス・ファンドからiシェアーズ米国株式インデックス・ファンドになりました。
この発表を見るまでi-mizuhoシリーズがブラックロック社が設定・運用しているものとは思いもよりませんでした。
信託報酬率が高かったこと、「みずほ」とメガバンクの名前がついていたこともあり、細かく見ていませんでした。
ちょっと名前が変わっただけなのに印象も大きく変わります。
iシェアーズ米国株式インデックス・ファンドとは?
iシェアーズ米国株式インデックスは、S&P500(円ベース)に連動する運用成果を目指す投資信託です。
S&P500に連動する投資信託として人気のiFree S&P500よりも4年も前、2013年9月に販売開始されています。純資産額は約27億円。
実質的な投資先は、「iShares Core S&P 500 ETF(IVV)」になります。
S&P500がどういった指標か詳しくは「iFree S&P500インデックスの積立て開始」で紹介しています。
信託報酬率改訂
2018年2月3日より信託報酬率が0.57%(税別)から0.375%(税別)へと0.195%も引下げられました。
最近のインデックスファンドの信託報酬率は0.1%台が非常に増えてきているため、これでは決して安い水準とは言えないのは残念ですが、値下げは値下げうれしいものです。
前期の信託報酬を除く実質コストは0.062%。
雑感
信託報酬率だけをみると、iFree S&P500インデックスの0.225%(税抜き)にはかないませんが、なかなか魅力的なところまで下がってきた印象です。
というのはSBI証券限定ですが、投信マイレージが今のところ0.1%のままであること(月間平均保有金額1,000万以上の場合、0.2%)。iFree S&P500インデックスは0.05%。
「iシェアーズ米国株式インデックス・ファンド」の信託報酬を除く実質コストが0.062%と非常に低コストなこと。iFree S&P500インデックスは1期経過していないので現状不明。
iFree S&P500の実質コスト如何では、「iシェアーズ米国株式インデックス・ファンド」も有力な投資先になる可能性がありそうです。