浪費家ナッツです。おはようございます。
楽天・バンガードシリーズ第1期運用報告書の追加説明が上がっていました。
新しい情報が出たわけではなく、あくまでも運用報告書「1万口当たりの費用明細」の内容を解説したもの、今後の見通しを説明したものです。
売買委託手数料が相対的に大きい理由は?
・売買においては最良執行を図っている
・売買委託手数料を協会規則に則って計算されたため大きな数値で見える
ここで期中の平均受益権口数は、(期末の受益権口数 - 期初の受益権口数)÷2となります。
つまり1期期初の受益権口数0,1期末の受益権口数(=2期初) 100億口、2期末の受益権口数200億口の場合、1期目の平均受益権口数は50億口、2期目の平均受益権口数は150億口になります。・・・※1
仮に1期目の売買委託手数料が500万円、2期目の売買委託手数料が500万円とすると、10000口当たりの売買委託手数料は、第1期10円、第2期3.3円になります。
今後の見通しは?
仮に第1期と同じようなペースで残高が積み上がっていく場合、分子となる売買委託手数料も同じ水準が見込まれる。
一方で分母となる期中平均受益権口数は、上の※1の様に増える。
この結果、運用報告書に掲載される売買委託手数料は今後徐々に小さくなっていくことが見込まれる。
※楽天投信投資顧問が掲載している追加報告の中では、大きく変わってくるという表現になっています。さらに投資家による売買により変わってくるとも濁してありますが、悪意なく同等のペースで残高が増える想定であれば、第一期よりも小さい数字で報告されると理解して良いのでしょう。
雑感
新しい情報ではないのですが、私は今回の説明はありがたかったと考えています。
ごく当たり前の内容かも知れませんが、運用報告書の読み方について確認ができたためです。
つみたてNISA元年の今年は、私を含め投資信託初心者がたくさん増えているはずです。とすれば、当たり前でも細かいことでもひとつひとつ丁寧に説明する姿勢が問われる時代にもなっているのではないでしょうか?
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