浪費家ナッツの投資日記

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楽天・バンガード・ファンド第1回運用報告を確認 高コストながらも落ち着いてくるのでは?

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浪費家ナッツです。おはようございます。

 

人気投資信託「楽天・バンガードシリーズ」の第1回運用報告書が発表されました。

 

決算発表前からインデックスとの乖離から高コスト体質の投資信託ではないかという推測記事をいくつか見かけていましたが、実際はどうだったのでしょうか?確認していきましょう。

 

 

 

楽天・バンガードシリーズとは?

バンガード社が運用するETFを実質的な投資対象とする投資信託。2018年9月末現在、3種類のバランスファンドを含む7商品が設定されています。

 

バランスファンドを除く4商品は以下の通り。

・楽天・全世界株式インデックス・ファンド / VT / 0.2296%

・楽天・全米株式インデックス・ファンド / VTI / 0.1696%

・楽天・新興国株式インデックス・ファンド / VWO / 0.2696%

・楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド / VYM / 0.2096%

左から商品名、実質的な投資先、実質的な信託報酬率(信託報酬率+ETF経費率)

 

特に楽天VT、楽天VTIは投資信託設定時から大きな話題となり、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017では、楽天VTが1位、楽天VTIが3位となっています。

 

また、新規設定1年でシリーズ合計300億円を超えるなど広く人気を集めているシリーズです。

 

 

 

楽天・バンガードシリーズの実質コスト

さて、第1回運用報告書からそれぞれの実質コストを確認していきます。なお、各投資信託とも運用期間が1年未満です。このため365日÷運用日数を係数として実質コストを出しています。

 

楽天VTの実質コスは0.4871%

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楽天VTIの実質コストは0.3025%

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楽天VWOの実質コストは0.6161%

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楽天VYMの実質コストは0.4964%

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高コストになった原因

4つの投資信託の実質コストを確認してみましたが、想像以上に高いですね。隠れコスト部分は高くても0.1%未満と考えていました。もちろん希望ですが・・・。

 

隠れコストが高くなった理由は、売買委託手数料が高かったためです。

 

ただ、よくよく考えるとマザーファンドが無い状態で投資信託を設定していますから、売買手数料を資産全体で分担しようとしても効果が少ないんですよね。

 

100の出費を10人で分担するのか、100人で分担するのか、1000人で分担するのか・・。

とすると2年目、3年目とファンド規模が大きくなるにつれて負担する割合が減ってくると思われるので、今後に期待したいですね

 

 

同じく、バンガード社のETFを組み合わせて設定しているセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの運用報告を確認してみると、財産維持手数料は1期目16円(約9ヶ月)、2期目6円(12ヶ月)、現在は0.4円未満と徐々に減っています。

 

同一視することはできませんが、今後売買手数料の負担割合は減っていく可能性をいう点では希望が持てる情報ですね。

 

 

 

他の方法で低コスト運用はできないか?

直接バンガード社のETFを購入する

楽天・バンガードシリーズは簡単に言えば、バンガード社のETFを購入してくれるだけですから、直接購入する方法もあります。

 

ただ為替コスト、取引手数料を考えるとコスト面でのメリットは高くないと思います。

 

大手ネット証券の場合、1米ドル=110円として為替コストは約0.22%、取引手数料が0.486%、ETF経費率になります。SBI証券+住信SBI信託銀行+NISAを使えば、為替コスト約0.04%、ETF経費率のみに出来ますが期間限定になります。

 

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低コスト投資信託シリーズで似た配分にする

楽天バンガードシリーズではなく、低コストな投資信託にするという方法もあります。

 

低コストな投資信託としてeMAXIS Slimシリーズが有名です。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 実質コスト(年率) 0.1777%

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 実質コスト(年率) 0.198%

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 実質コスト(年率) 0.383%

 

これらを組み合わせて投資していく方法もありだと思います。もちろん同一のインデックスではありませんので、そこは投資方針によるでしょう。

 

 

 

楽天・バンガード・ファンドを選ぶ理由

楽天・バンガード・ファンドを選ぶとしたら次のような理由になるのではないでしょうか?

 

・バンガード社ETFへの直接投資が面倒くさい

・多少のコストをかけても手間を減らしたい

・自動で積立したい、毎日積立したい

・少額でポートフォリオを組みたい

・積立NISA対応(楽天VT、楽天VTI)

 

今回の運用報告と、楽天・バンガード・ファンドを選んだ理由を比較して今後について考えていきたいですね。

 

 

 

まとめ

・実質コストが意外と高かった。
・コスト増の主な要因は売買委託手数料
・落ち着いてきているもののインデックスとの乖離は気になる
・楽天VWO、楽天VYMは純資産増えるのを待ちたい

 

決算発表前から、楽天バンガードシリーズの高コスト体質を考えていた人はいましたが、

その通りの結果になってしまいましたね。ただ、高コストとなった主な原因が売買委託手数料なので来期以降は徐々に減ってくるのではないかと考えています。

 

私自身は、楽天バンガードシリーズへの投資は楽天証券で100円積立で遊んでいるレベルです。今後課題が解決していけば本格的に投資対象として考えたいと思います。

 

また、超人気シリーズということで、本ブログ内でも月報を確認しています。

予定では最初の1年間のみ確認し、投資対象とできるか見極めるつもりでしたが、

1年延長して経過観察していこうと思います。

 

 

 

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