浪費家ナッツ(@rouhi_nats)です。おはようございます。
ウェルスナビ株式会社は、2017年9月に公表された預かり資産・運用者数がロボアドバイザーNo.1となったことを記念して、2018年1月1日(月)から、最低投資額10万円からとするキャンペーンを発表しました。同時に、入金額に応じた手数料キャッシュバックも実施しています。
2018年2月より最低投資額10万円が恒久化されました。(forSBI証券等 for~を除く)
ウェルスナビとは
ウェルスナビは口座を申し込む際に6つの質問に答えるだけで、リスク許容度に応じた最適ポートフォリオを自動で構築・運用してくれるサービスです。
主な機能は次の5つです。
・入金額に応じて自動発注、自動積立可能
・分配金を自動再投資
・自動リバランス
・税金も自動最適化
詳しくは、次の記事で紹介しています。
キャンペーン内容
対象者 : キャンペーン期間中に初めて資産運用を開始された方
期間:2018年1月1日~2018年1月31日に資産運用開始
特典・条件
①10万円から資産運用が開始できる
キャンペーン期間中に新規で資産運用開始
②1ヶ月間の手数料の半額キャッシュバック
キャンペーン期間中の入金額が30万円以上、100万円未満
③2ヶ月間の手数料の半額キャッシュバック
キャンペーン期間中の入金額が100万円以上
以下、11月に行われたキャンペーン時に確認した内容です。よろしければ一読ください。
本キャンペーンで気になるのは、本当に投資額10万円からまともなポートフォリオが組めるのか?です。詳細を確認して行きましょう。
10万円でポートフォリオは組める?
無料診断の結果
私の条件で無料診断を行った結果、リスク許容度は5/5になりました。リスク許容度5/5の場合、適用されるポートフォリオは以下の形でした。
ウェルスナビの仕様
通常、ウェルスナビでは1株単位でETFを購入します。つまり割合を考慮したときに、米国株(VTI)が3.5株必要でも、実際に購入されるのは3株だけです。
ETF毎の単価
各資産クラスのETFの単価は以下の通り。(11/1終値、レート114円、端数切り上げ)
米国株 VTI 132.44ドル 15,099円
日欧株 VEA 44.28ドル 5,047円
新興国株 VWO 44.74ドル 5,101円
米国債券 AGG 109.29ドル 12,459円
金 GLD 121.11ドル 13,807円
不動産 IYR 79.98ドル 9,118円
ETF単価を考慮してポートフォリオを組むと、下のような形になります。グラフは私が作成したものですので、無料診断と色が異なることはご容赦ください。
問題は割合の部分です。無料診断では合計20%あった米国債券、金、不動産がウェルスナビの仕様を考慮すると0%になってしまいます。さらに現金が30%近くになってしまいます。これでは無料診断はシミュレーションは何だったのかわかりません。
安心してください。新機能ですよ!
最低価格10万円では、まともにポートフォリオが組めないと書きました。でも安心してください。新機能が実装されたようです。
端株取引という新たな取引の仕組みを取り入れて、1株に満たない1000分の1単位の端株を取引できるようにしました。これにより、10万円でもETFをバランスよく購入し、最適なポートフォリオを組めるようになりました。
引用:WealthNaviスタート!10万円キャンペーン - WealthNavi
サポートに聞いてみた
さて、新たな仕組みが導入されましたが2つほど気になることがでて来ました。
(1)従来からウェルスナビを行っている人にも、端株取引の機能は使えるのか?
(2)10万円で資産運用を始めた場合、キャンペーン期間後も端株取引できるのか?
折角なので、サポートに問い合せしてみました。以下がその回答です。
・預かり資産評価額が25万円以上になると、端株ではなく1株単位の取引となる
・キャンペーン期間中に運用が開始された方は、キャンペーン終了後も、運用は継続
10万円で運用開始した場合、キャンペーン期間終了後も運用は継続されるようですが、リバランスが発生した場合、どうなるのでしょうか?私の質問から読めば、キャンペーン期間に始めていれば、資産25万円に達するまでは、端株取引してもらえるだと思うのですが。再確認中です。
【追記 2017.11.06】
キャンペーン期間中に資産運用を開始した場合、キャンペーン期間終了後も預かり資産評価額が25万円になるまでは、端株取引できるそうです。
とはいえ、実際に25万円以下で継続したい方は、念のため確認を取った方が良いのかもしれません。