浪費家ナッツです。おはようございます。
投資信託の積立で人気の商品の紹介です。
今回は、国内株式市場のJPX日経400インデックスに連動を目指す投資信託について人気の商品を探っていきます。
JPX日経400インデックスは比較的新しいインデックスで過去の情報が少ないこと、商品数も少ないことが残念ですね。
一方で 「投資者にとって投資魅力の高い会社」で構成されているインデックスでもあります。
2018年1月より「つみたてNISA」が始まりました。
低コストなインデックスファンドが増えたのはありがたいのですが、どれを選んで良いか迷ってしまいますよね。
インデックスファンドの選択は、(1)低コストであること、(2)純資産が十分あること、この2つが重要と言われています。
本記事では、この2つに加え (3)ネット証券での人気ランキングを加えオススメ商品を紹介していきます。
更新履歴
第1版 2018年5月7日
第2版 2018年9月14日
第3版 2019年5月2日
エントリー
まずは今回比較する投資信託を紹介します。
全て金融庁お墨付きのつみたてNISA対象銘柄となっています。
表を作成するにあたり商品名が長いものは一部省略しています。
ご承知おきください。
国内株式を対象としたインデックスでは、TOPIX、日経平均株価、JPX日経400の3種類を取上げています。
TOPX、日経平均株価に連動する投資信託はそれぞれ10種類以上の商品が対象となっています。
JPX日経400連動の投資信託は、たった5種類とやや寂しい状況です。
実質コスト(年率)比較
2019年3月末時点
最初は実質コストの比較から。
投資信託は保有している間ずっと少しずつ少しずつ手数料を支払い続けます。
それが実質コストになります。
※隠れ→隠れコスト / 実質→実質コスト
背景色は、上位からピンク、水色、黄色、無色の順になっています。
実質コストが低い順でランク付けすると次の様になります。
- 1位 iFree JPX日経400インデックス 0.2186%
- 2位 ニッセイJPX日経400インデックスファンド 0.2476%
JPX日経400インデックスの場合、信託報酬が0.2%台のものと0.4%台のものに2分されています。
この差がほぼそのまま実質コストの差になっています。
商品数の少なさからも想像できるように、競争が起こっていない状態と言えそうです。
実質コストランキング推移
直近1年の実質コストの推移です。
過去3回の実質コストランキングをみても順位変動はありません。
純資産増加額(年換算)比較
2019年3月末時点
続いて、2019年03月末時点の純資産額、2018年以降の純資産増加額(年換算)で比較していきます。
純資産の増加額(年換算)が多い順にランク付けすると、次のようになりました。
- 1位 SMT JPX日経インデックス400・オープン 23.27億円
- 2位 野村インデックスファンド・JPX日経400 7.92億円
eMAXIS JPX日経400インデックスは純資産を減らしています。大きく減らしているので今後を見ていきたいですね。
今購入するのは避けた方が良いかもしれません。
純資産増加額(年換算)ランキング推移
直近1年の純資産増加額(年換算)ランキング推移です。
こちらも直近1年ではだいたいの傾向は同じ。
大手ネット証券人気比較
2019年3月末時点
最後にネット証券での人気ランキングで比較です。
SBI證券と楽天證券は積立件数、マネックス證券は月間売れ筋ランキングです。
ハイフン(-)は、取扱はあるもののランク外のものです。
各証券会社での人気ランキングから順位付けすると、次の様になりました。
- 1位 ニッセイJPX日経400インデックスファンド 平均174位
- 2位 iFree JPX日経400インデックス 平均198位
昨年調査を始めたころはSBI証券でも、マネックス証券でもランク外ばかりで目も当てられませんでしたが、少しずつ順位がつき始めています。
とは言え、TOPIXや日経平均と比べるとJPX日経400の知名度はまだまだと言えそうですね。
人気ランキング推移
まとめ
JPX日経400に連動する投資信託で人気の商品は、次の2つと考えて良いでしょう。
現時点では人気が薄く、純資産も少ないためインデックスに連動した成果を求めることはやや難しそうですね。
また純資産も少ないので早期償還の可能性もありそうです。