浪費家ナッツです。おはようございます。
本日2019年5月14日よりeMAXIS Slim(イーマクシス スリム)の信託報酬率が引下げられます。
対象は、スリムTOPIX、スリム日経平均を含む4商品。
変更後の信託報酬率は0.140%(税抜き)になります。
2019年4月18日に発表されました。
他社類似ファンドの対象範囲を変更
eMAXIS Slimシリーズは他社類似ファンドの信託報酬率に徹底対抗することを宣言して、信託報酬率引下げを実施してきました。
2019年2月にスリムTOPIX、スリム日経平均の信託報酬が引下げられていますが、これはSmart-i TOPIXインデックスの値下げに対抗するものでした。
今回はライバルファンドのコスト引下げはありませんでしたが、信託報酬率を引下げています。
これは他社類似ファンドの対象範囲を変更したため。
運用コスト見直しに係る『他社類似ファンド』の範囲を、『個人型確定拠出年金(iDeCo)にて採用されているファンド』にまで拡大します。
この結果、『他社類似ファンド』の定義は、『公募投資信託(ETF および企業型確定拠出年金のみで取扱いのファンドを除く)』となります。
信託報酬率引下げ後の実質コスト比較
信託報酬引下げ後の実質コスト(予想値)を比較します。
<購入・換金手数料なし>シリーズは、2018年10月31日に発表された監査費用引下げを加味しています。
TOPIX連動投資信託
日経平均連動投資信託
雑感
eMAXIS Slimシリーズがまたやってくれました。
先進国株式の信託報酬率と比べるとまだ割高感がある点が残念ですが、消費者としてはコスト削減は歓迎したいです。
一方で気になる点もあります。
「【FoY2018】投信ブロガーが選ぶ Fund of the Year 2018」獲得後のWeb広告をとてもよく見かけること。
一時的なものと考えていましたが、未だ見かけますのでしばらくは続くのでしょう。
スリムシリーズは低コスト投資信託ですから、運用会社自体の利益も非常に少ないと思われます。
こうしたなか決して安くはない広告を出しているということは何か裏があるのではないかと勘ぐってしまいます。
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