浪費家ナッツの投資日記

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ダウ工業株30種平均(NYダウ)とS&P500比較

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浪費家ナッツです。おはようございます。

 

経済ニュースで必ず耳にする「ダウ工業株30種平均(NYダウ)」、米国の株価指数として広く浸透しています。一方、米国株投資家の間ではS&P500が重視されていますね。

 

米国の株価指数として有名なNYダウとS&P500の違いはどういう物なのでしょうか?どちらの方が優れた成績なのでしょうか?両者を比較してみます。

 

結論としては、「どちらを選んでも十分に良い結果が得られる」です。両者とも甲乙つけがたいほど良好な成績を残していますが、私がオススメするのは「S&P500」です。

 

2018.04.09 初回投稿
2018.12.11 情報を最新に差替え

 

ダウ工業株30種平均(NYダウ)とは?

ダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)は、ダウ・ジョーンズ社により公表される米国の代表的な株価指数。ダウ平均、ニューヨーク・ダウ(NYダウ)、ニューヨーク平均株価とも呼ばれています。

 

どの呼び方でもちゃんと通じるのか確認するためにGoogle Homeに聞いてみましたが、どの呼び方でも応えてくれました。Google Homeは一貫して「ニューヨーク・ダウ」と言いますけどね。

 

NYダウは、米国経済を代表する優良株30銘柄で構成される平均株価指数です。NYダウには”工業”という名前が含まれていますが、鉄道・公共事業以外の会社は全て候補になり得ます。

 

 

NYダウへの採用基準

NYダウへの採用は、指数委員会の5名により年2回の会合で決めている。

 

採用基準は大雑把ではあるが、次の様なことが考慮される。

・S&P500の構成銘柄であること。
・運輸・公益セクターではないこと
・米国経済にとって重要な企業であること
・他のダウ採用銘柄と比較して株価が極端に高値、安値ではないこと
・他のダウ採用銘柄と合わせて、業種が偏りすぎないこと

出典:NYダウ、なぜグーグルは非採用か|マネー研究所|NIKKEI STYLE

 

 

 

構成上位10銘柄

ティッカー 銘柄 構成比率
BA Boeing Company 8.98%
UNH UnitedHealth Group Incorporated 7.48%
MMM 3M Company 5.51%
MCD McDonald's Corporation 5.08%
GS Goldman Sachs Group Inc. 4.99%
HD Home Depot Inc. 4.80%
AAPL Apple Inc. 4.68%
JNJ Johnson & Johnson 4.04%
V Visa Inc. Class A 3.81%
TRV Travelers Companies Inc. 3.43%

※2018年12月7日時点 SPDR ダウ工業株平均 ETF (DIA US)より

 

 

セクター別内訳

セクター 構成割合
資本財 21.25%
情報技術 17.30%
ヘルスケア 14.88%
金融 14.27%
一般消費財 11.93%
生活必需品 8.78%
エネルギー 5.37%
コミュニケーションサービス 4.72%
素材 1.49%

※2018年12月7日時点 SPDR ダウ工業株平均 ETF (DIA US)より

 

 

連動するETF/投資信託

■米国ETF

・SPDR ダウ工業株平均 ETF (DIA)

 

■国内ETF

・NEXT FUNDS ダウ工業株30種平均株価 連動型上場投信 (1546)

・Simple-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信 (1679)

 

■投資信託

iFree NYダウ・インデックス・・・信託報酬率0.243%

・たわらノーロード NYダウ・・・信託報酬率0.243%

他多数。信託報酬率は税込み。

 

 

まとめて改めてビックリしたのはNYダウに連動する米国ETFが1本しかないことです。米国株式市場で売買されているETFで日本で買えるものが1本しかということです。

 

ニュース等で毎日発表されている指数だけに多くの運用会社で取扱っているのかと思っていました。

 

一方で投資信託はたくさん設定されていますね。ここに記載するにはやや多いので、低コストな投資信託2本のみを掲載し残りは他多数としてまとめています。

ちなみに「ダウ」というキーワードで投資信託を検索すると、SBI証券、楽天証券でそれぞれ9本ありました。(為替ヘッジあり含む)

 

 

 

S&P500とは?

S&P500は、米国合衆国に上場している代表的な大型株約500銘柄で構成される、時価総額加重平均型株価指数です。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出・公表しています。

 

 

S&P500への採用基準

・修正前時価総額が 61 億ドル以上
・評価日までの各半期における売買高が最低 25万株
・米国企業
・浮動株が50%以上
・セクター間のバランスを崩さないこと
・直近の四半期および直近の連続 4 四半期が黒字
・新規上場後1年以上

 

 

構成上位10銘柄

ティッカー 銘柄 構成比率
MSFT Microsoft Corp 3.61%
AAPL Apple Inc 3.47%
AMZN Amazon com Inc 2.99%
BRKB Berkshire Hathaway Inc Class B 1.79%
JNJ Johnson & Johnson 1.75%
JPM JPMorgan Chase & Co 1.56%
FB Fabebook Class A Inc 1.49%
XOM Exxon Mobil Corp 1.47%
GOOG Alphabet Inc Class C 1.43%
GOOGL Alphabet Inc Class A 1.40%

※2018年12月7時点 iシェアーズ・コアS&P500ETF(IVV)より

 

 

セクター別内訳

セクター 構成割合
情報技術 19.88%
ヘルスケア 15.53%
金融 13.31%
通信 9.90%
一般消費財 9.87%
資本財 9.17%
生活必需品 7.51%
エネルギー 5.58%
公益事業 3.33%
不動産 3.04%

※2018年12月7日時点 iシェアーズ・コアS&P500ETF(IVV)より

 

 

連動するETF/投資信託

■米国ETF

・iシェアーズ・コア S&P500 ETF(IVV)

・SPDR S&P500 ETF(SPY)

・バンガード・S&P500ETF(VOO)

 

■国内ETF

・iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(1655)

・SPDR S&P 500 ETF1557)

・上場インデックスファンド米国株式(1547)

 

■投資信託

eMAXIS Slim 米国株(S&P500)・・・信託報酬率0.1728%

iFree S&P500インデックス・・・信託報酬率0.243%

iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド・・・信託報酬率0.405%

・SSGA-米国株式インデックス・ファンド・・・信託報酬率0.486%

信託報酬率は税込み。

 

 

こちらはNYダウとはがらりと変わります。S&P500に連動する米国ETFは3本。投資信託は4本です。

 

S&P500に連動する投資信託は、2016年までiシェアーズ米国株式インデックス・ファンド(i-mizuho米国株式インデックス)だけでした。2017年に2本が、2018年に1本が追加されています。

 

今圧倒的に人気なのは、2018年7月に新規設定された投資信託eMAXIS Slim 米国株(S&P500)です。圧倒的な低信託報酬により人気を集め僅か4ヶ月で純資産は80億円と他の投資信託を圧倒しています。

 

 

 

パフォーマンス比較

ダウ工業30種平均(NYダウ)

データ:2018年10月末時点、リターン:配当なし、通貨:米ドル

NYダウ パフォーマンス 2018年10月末時点


 

S&P500

データ:2018年10月末時点、リターン:配当なし、通貨:米ドル

S&P500 パフォーマンス 2018年10月末時点

 

情報元:インデックス投資のことなら 『myINDEX』 わたしのインデックス

 

 

 

 

まとめ

  • NYダウは、S&P500内から選別された米国経済にとって重要な厳選30社の株価指数
  • S&P500は、一定の業績をおさめ続ける大企業500社からなる株価指数
  • 両者ともに年率リターン8%前後の好成績を収めている

 

 

タイミングによりNYダウの方が成績が良かったり、S&P500の方が良かったりしますが、「どちらを選んでも十分に良い結果」が得られると分かりました。

 

 

その中であえて一方を選ぶとすれば、「S&P500」の方を選びます。

国内で簡単に手に入れらるようになり低コストで保有できるようになったこともありますが、米国株式市場全体の恩恵を受けて自分の資産を運用したいからです。

NYダウは米国の超優良企業30社とは言え、30社にだけでは少し怖いので。(今までそんな悲惨結果にはなっていませんが)。

 

 

 

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