浪費家ナッツです。おはようございます。
2019年1月31日、楽天バンガード・ファンドの運用報告書「1万口当たりの費用明細」の経過が掲載されました。
通常投資信託は1年に1回程度の間隔で運用報告書が発表され、その中で実質コストが分かります。楽天バンガード・ファンドでは途中経過も公表するスタンスのようですね。
2期目の途中経過(半年分)
「楽天・バンガード・シリーズ 運用報告書の第2期経過説明があがっていたよ」にまとめた通り、10月31日にも3ヶ月間の途中経過が発表されていました。
その段階で既に実質コストが大幅に下がりそうであることを示していました。
なのでこれで終わりと思っていましたが、半年経過した今回も途中経過を発表してくれています。
どうやら「可能な限り投資家に知らせていく」予定のようです。
すばらしい!!
では、早速報告書を確認していきましょう。
楽天・全世界株式の費用明細(途中経過)
楽天・全米株式の費用明細(途中経過)
年率換算した結果
今回発表された1万口あたりの費用明細(途中経過)は、2018年7月18日~6ヶ月分のものです。
これらを年率換算すると隠れコストに相当する分は次の様になります。
楽天・全世界株式 0.11704%
楽天・全米株式 0.07340%
1期目との比較
実質コストで比較すると、信託報酬や投資先ETFの経費といった固定部分が含まれてしまいます。
このため隠れコスト部分(実質コスト=信託報酬+ETF経費+隠れコスト)についてのみ比較していきます。
1期目(10ヶ月間)と2期目(6ヶ月の途中経過)の隠れコスト部分を比較すると次の様になります。
楽天・全世界株式 0.2575% → 0.11704%
楽天・全米株式 0.1329% → 0.07340%
今の範囲ではだいたい半分くらいになる見込みですね。
ただ、「楽天・バンガード・シリーズ 運用報告書の追加説明があがっていたよ 」のように、売買委託手数料は期中の売買委託手数料÷期中の平均受益権口数になります。
とすると、順調に受益権口数が増えて行けば2期目の隠れコストはもっと下がっていくはず。期待したいですね。
まとめ
- 2期目半年間の隠れコストは1期目の半分程度
- 順調に受益権口数を増やせば隠れコストの一層低減が見込める
- 今後も定期的に途中経過が公表される予定
今回発表された(たぶん前回分も)「1万口当たりの費用明細(途中経過)」は、試算データです。
正確性・完全性が保証されるものではないとのことなので、その点は覚えておきたいですね。
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