浪費家ナッツの投資日記

浪費家によるインデックス投資の積立・高配当米国ETF・高配当国内株の運用日記です

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インデックス投資運用記録(2018年6月末) 今年も半分を経過、目標の確認をしよう。

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浪費家ナッツ(@rouhi_nats)です。おはようございます。

 

2018年6月末時点のインデックス投資の運用状況記録です。

 

今年も早いもので半分が過ぎてしまいました。2017年と比べ株式市場の状況は芳しくなく前期末比マイナスが続いています。今後このままずるずるとマイナスとなるのか、大逆転があるのか予想できませんが、コツコツ積立を継続していきたいところです。

 

さて、私はリスク資産をインデックス投資、国内個別株、米国ETFの3つのパターンで運用しています。メインはインデックス投資です。まだまだメインというほど国内個別株や米国ETFに比べて大きく投資できていませんが、徐々に積立しているところです。

 

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eMAXIS Slim 先進国株式の運用報告書を確認 低実質コストNo.1を維持

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eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

2017年末に発表された信託報酬率引下げで一気に注目されたeMAXIS Slim先進国株式インデックス、信託報酬率は0.1095%(6月末時点)と低コスト、純資産も1月以降は順調に伸び続け150億円(6月末時点)となっています。

 

先進国を対象とするインデックス「MSCIコクサイ」に連動する商品の中で比較すると、信託報酬率は他を大きく離す1位、純資産額は上位陣とまだまだ差があるものの追いつくのも時間の問題です。

 

とすると残る課題は実質コストとインデックスとの連動性でしょう。

 

そんなeMAXIS Slim 先進国株式インデックスですが、第一期決算が公開されていたので確認していきたいと思います。

 

 

 

実質コストは運用報告書から

投資信託には購入前に分かる保有コストとして信託報酬がありますが、他にも実際に運用されてから判明するコストがあります(隠れコスト)。これらを合わせたものが投資信託を保有している間かかる実質コストになります。

 

実質コスト = 信託報酬 + 隠れコスト

 

実質コストは決算後に公表される運用報告書(全体版)に掲載されます。1万口当たりの費用明細という形で掲載されています。上の式に当てはめると、(b)売買委託手数料、(c)有価証券取引税、(d)その他費用明細の合計が隠れコストになります。

 

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私がよく確認し忘れてしまうのが「決算の期間」。半期決算の投資信託もあるので、ちゃんと1年に直さないと比較できません。もう一つ1期目は投資信託が設定されてから1年後ではないということ、これも1年に換算が必要です。単純に比率で1年換算しても正しくない可能性もあるのですが、出来る範囲で比較していきます。

 

 

 

直近の推定コストは年率0.198%

先日発表されたようにeMAXIS Slim先進国株式インデックスは7月25日より信託報酬率の引下げを行います。先取りになっていまいますが、これを踏まえた同投資信託の推定コストは年率0.198%になります。(税込み信託報酬率+直近の隠れコスト)

 

 

以前の記事になりますが、「投資信託の積立で人気の商品はどれ?(海外株式 /MSCIコクサイ編) 」を確認すると実質コストは安い順に次の通りになります。

 

1位 eMAXIS Slim 先進国株式 0.198% (7月25日より)

2位 ニッセイ外国株式 0.218%(8月21日より)

3位 たわらノーロード先進国株式 0.254%

 

 

最新の情報に置き換えてもeMAXIS Slim先進国株式インデックスが低コストNo.1となりました。とは言え、3位のたわらノーロード先進国株式とは0.056%の差ですから(

100万円あたり560円の差)、慌てて乗換えるほどの差ではないでしょう。

 

 

 

インデックスとの連動性

【徹底比較】実質コストは高いけど、リターンは良い???ニッセイ外国株式インデックスファンド 」で見たようにMSCIコクサイとの連動を目指すといいつつも各社微妙に異なるインデックスと比較している場合があります。このため運用報告書の内容を単純に比較するよりも、他の商品と比較した方が結果が分かりやすいと思います。

 

 

 

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今回は2017年4月28日~2018年4月27日までの1年間を比較してみます。

 

比較する投資信託は、eMAXIS Slim先進国株式インデックス(赤)、ニッセイ外国株式インデックスファンド(青)、たわらノーロード先進国株式(緑)の3種類としました。また、比較のために2017年4月28日の基準価格が10,000になるように調整しています。

 

グラフを見ると微妙に赤線や青線が見えていますが、緑線だけになっています。どの投資信託もMSCIコクサイに連動できていると考えられます。

 

 

もう一つ比較をしていきます。

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eMAXIS Slim先進国株式とたわらノーロード先進国株式の基準価格の差です。最初の比較同様に1年間、2017年4月28日の基準価格を10,000とした後の差(Slim – たわら)。

 

両社の差は-2ポイントから+2ポイントとほぼ違いなしと言って良いでしょう。1月下旬から段々eMAXIS Slim先進国株式の方がプラスになっていますが、これは実質コストの差でしょう。

 

 

 

まとめ

・eMAXIS Slim先進国株式インデックスが新規設定から1年が無事経過

・eMAXIS Slim先進国株式インデックスの実質コストは0.198%(今後の推定)

・ある程度低コスト、純資産があればどの投資信託でも大差はでない

 

 

私は先進国株式に連動する投資信託として、たわらノーロード先進国株式をメインに、少しだけeMAXIS Slim先進国株式インデックスを積立てています。今回の結果によってはメインとサブの入替えも考えていたのですが、これくらいの差であればしばらく様子見とします。

 

 

 

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楽天・バンガード・ファンドが地銀に進出 小さな一歩だけどこれからに期待したい

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楽天・バンガード・ファンドが地銀に進出

ネット証券、ネット銀行中心だった楽天・バンガード・ファンドが2018年7月2日よりついに地方銀行に進出しました。「楽天・バンガード・ファンド取扱状況(2018年5月末)

 

取り扱われる投資信託は、楽天全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT)、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)の2種類です。

 

取扱を開始するのは、栃木県の地方銀行「栃木銀行」になります。

 

 

 

とちぎん投信ダイレクト

楽天・VT、楽天・VTIが栃木銀行で取扱い開始されたものの2つほど条件があります。

 

1つは、とちぎん投信ダイレクトという栃木銀行のインターネットサービスでのみ購入ができること。(窓口での取扱なし)

 

2つめは、つみたてNISAでは取り扱わないこと(自動積立はOK)

 

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投資信託新商品の取扱い開始について(栃木銀行)

 

 

 

雑感

地方銀行というと低コスト投資信託は取り扱わない印象でしたが、栃木銀行はつみたてNISA専用投資信託として「たわらノーロードシリーズ」を取扱い、ネット専用取扱い投資信託として「楽天・バンガード・ファンド」の取扱いを開始しています。

 

また地方銀行だけではなく、大手証券会社のSMBC日興証券でも低コスト投資信託のeMAXIS Slimシリーズの取扱いを開始しています。

 

現状、色々な制限が入っていることは残念ですが、投資環境が少しずつ変化しているようにも見受けられます。低コスト投資信託が一歩ずつ浸透して、インデックス投資がもっと身近なものになってくれることに期待したいですね。

 

 

 

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購入・換金手数料なしシリーズとeMAXIS Slimシリーズがガチバトル?でも気になるのはSMBC日興証券のあのニュース

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eMAXIS Slimシリーズ信託報酬率引下げを発表

2018年7月3日三菱UFJ国際投信株式会社eMAXIS Slimシリーズの3商品の信託報酬率引下げが発表されました。6月29日に発表された「ニッセイAMの購入・換金手数料なしシリーズ」への対抗値下げです。

 

対象ファンド

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.1095% → 0.1090%

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 0.160% → 0.159%

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 0.190% → 0.189%

(税別)

 

引下げ日

2018年7月25日

 

今回の引下げにより、先進国株式インデックス、8資産均等型、新興国株式インデックスの投資信託で「購入・換金手数料なしシリーズ」、「eMAXIS Slim」の信託報酬率が最安で並びました。

 

 

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今回の発表はインパクトに欠ける

業界最低水準の運用コストを目指す「eMAXIS Slim」シリーズ。同一インデックスの他社商品で信託報酬率の引下げが発表されると同じ信託報酬率まで引下げる方針です。

 

同じインデックスの他社商品に対抗といいつつも守備範囲が広く同一カテゴリ商品の信託報酬率に連動していました。このため昨年から今年にかけて強烈な印象を残す引下げを発表しています。

 

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これに比べると今回の引下げは(宣言通りとは言え)インパクトに欠ける残念な引下げだと思います。

 

 

 

SMBC日興証券の取組みの方が好印象

少し話がずれますが、eMAXIS Slimシリーズの話題としてはSMBC日興証券が6月29日に発表した内容の方が印象に残ります。

 

発表内容をざっくりまとめると

・SMBC日興証券ダイレクトコースでeMAXIS Slimシリーズ8商品取り扱い開始

・取扱のあった「eMAXISシリーズ」の新規買付停止

 

SMBC日興証券は預かり資産50兆円超の国内3番手の大手証券会社。高コストな投資信託ばかりを取り扱っている印象の大手証券会社で「eMAXIS Slim」シリーズの取り扱いを開始したことで、低コストインデックスファンドの未来が一層明るいものになりそうな気分になります。

 

 

 

雑感

購入・換金手数料なしシリーズとeMAXIS Slimが他社に比べて2,3歩先行した展開になってきています。両シリーズの値下げ合戦は我々のリターンを押し上げるものになるので歓迎したいのですね。

 

ただ個人的な希望で言えば、3番手の行方が気になります。先進国インデックスファンドで言えば、たわら先進国株かiFree外国株式でしょうか?上位2社とガチバトルは不要ですが振り落とされないようにして、インデックス投資全体が盛り上がったら面白そうです。

 

 

 

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